お知らせ

オンライン投稿・審査システム試行運用のお知らせ

オンライン投稿・審査システム試行運用のお知らせ

2021年10月吉日
                                  編集委員会

2022年度より、学会誌の投稿・審査はオンラインシステムでの運用となります。これに先駆け2021年度10月より2022年度の本格運用までは試行期間とし、投稿者、査読者には本システム利用のご協力をお願いします。
2021年度は、従来の郵送による投稿受付も並行して行っておりますが、この機会に是非お試しいただき、使い勝手などご意見をお寄せください。
尚、オンライン投稿については、会員専用ページからご利用ください。

オンライン投稿・審査を開始するのに伴い、投稿時の手続きに変更が生じるため2022年度に投稿規定、編集規程、論文執筆ガイドを改訂予定です。ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、それまでは引き続き「論文執筆ガイド2020冬改訂版」を参照してください。ご不明な点がございましたら、下記問い合わせ先までご連絡をお願いします。

<オンライン投稿の方法>
1.ユーザー登録
 ①10月半ば以降にEditorial Managerから、運用開始の一斉通知メールが届きます。
尚、11月になっても一斉通知メールが届かない場合は、下記のリンクから編集委員会までお知らせください。
https://forms.gle/pdvQe63DA7ULURKq7
②①のメールにパスワード設定リンクが記載されているので、各自でパスワード設定をしてください。
③投稿する方でユーザー登録できない方は編集委員会まで連絡してください。

2.オンライン投稿・査読マニュアル
オンライン投稿および査読の方法につきましては、会員専用ページにある「学会作成オンライン投稿用マニュアル」「学会作成オンライン査読用マニュアル」をご参照ください。

<オンライン審査について>
  今後の査読については、オンライン審査でのご協力をお願いする場合があります。
査読依頼の際に、詳細についてはお知らせします。

 

オンライン投稿・審査についての問い合わせ先:
編集委員会 journal@gakuseisodan.com

理事長

こころの「密」を取り戻すための長い道のりに向けて(理事長メッセージ)

こころの「密」を取り戻すための長い道のりに向けて

理事長 高石恭子(甲南大学)

 さわやかな秋の風がキャンパスを通り抜ける季節が訪れ、多くの大学で後期の授業が始まりました。コロナ禍の前には、学生による大学祭などの準備が本格化し、放課後もキャンパスに活気があふれていた時期です。
 しかしながら、今年度も春の第4波、夏の第5波と、感染拡大のうねりは繰り返し各地域を襲い、そのたびに大学の活動方針も変化して私たちは対応に追われました。9月末で19都道府県に発令されていた緊急事態宣言は解除されましたが、いったん波は去ってもまたすぐ戻ってくるだろうと専門家は予想しています。若い世代へのワクチン接種の機会提供も予定通りに進まず、とりわけ首都圏や都市部の大学では、遠隔授業を継続しながら慎重に対面再開を模索する方針が取られているようです。今度こそ毎日友達と会える、と楽しみに待っていた学生たちのため息が聞こえてきそうです。
 コロナ禍の1年目、学生も私たちも「収束後」を待つという意識を、多かれ少なかれ抱いていたのではないでしょうか。もう少し待てば、もう少し我慢して頑張れば、元通りに近いキャンパスライフが可能になると信じようとしたのです。しかし、現在の2年生は、すでに学生時代の大半がコロナ禍の影響下のまま終わることが見えてきています。あるはずのキャンパスライフが失われたまま、社会に巣立っていかなくてはならないという近未来の現実です。学生相談・学生支援に携わる私たちも、もうそろそろ「待つ」ことを止め、今、この瞬間にできることを全力で果たすという意識に転換すべき時に来ているのではないでしょうか。

 「本来あるはずだったキャンパスライフの喪失」は、大規模自然災害に匹敵する影響を長期にわたって学生のこころに与え続けること、そしてその喪失に対するこころの反応は一定のプロセスをたどり、状況によっては無力感やうつ状態が長く続いて深刻化しうるということを、昨年からいろいろな場でお伝えしてきました。さらに、コロナ禍という災害がもたらす喪失については、2001年のニューヨークでのテロ災害や2011年のわが国での東日本大震災(津波と原発事故)の後に注目された「あいまいな喪失」という概念が、理解を助けてくれる可能性にも触れてきました。
あいまいな喪失ambiguous lossとは、アメリカの家族療法家ポーリン・ボスがベトナム戦争で行方不明になった兵士の家族や、認知症になった人の家族と向き合うなかで生まれた概念です。自分にとって重要な対象(物理的であれ心理的であれ)が消えたのは確かだけれど、何がいつ決定的に失われたのかはっきりしないまま、解決することもなく、終わることもない喪失を意味し、それゆえ、未来に向けて回復の過程を歩むこともいっそう難しい特徴をもつと考えられています。
ボスの理論や実践の詳細は成書に譲りますが、コロナ禍で私たちが晒されているのは、まさにあいまいな喪失体験の連続だと言えるのではないでしょうか。あったはずの語らい、触れ合い、悩みや迷い、夢を育むこと、実現に向けた試行錯誤、達成感や悔しさ。それら多くの可能性が日々刻々と失われていっているのです。そのストレスと傷つきを学生たちがどう受け止め、乗り越えていくかは未知の挑戦です。学生相談・学生支援に携わる私たちは、失われたものの回復に力を注ぐことはもちろんですが、それと同時に、回復しえないものを共に悼み、学生たちがあいまいなままの喪失を抱えて社会へ巣立っていくこころの過程に寄り添い支える役割が求められているのだと思います。

 学生のこころのケア、とくに現在の2年生の望まない孤独(友人ができないこと)への対応が急務であることは、多くの調査結果やメディアの報道にあるとおりです*。これは、感染対策をして、対面授業を再開すれば解決するという次元の問題ではありません。学生時代は、多くのみなさんの記憶にもあるとおり、学業だけでなく課外活動や趣味、アルバイトなどを通して同世代の仲間と密接に関わり、夜通し語り合い、生涯の財産となる友人関係を構築するときです。また、教員の人間性に触れ、将来を左右するような師弟関係が生まれるときでもあります。それらは、言語以前の原初的な(限りなく距離がゼロになる)コミュニケーションの次元が深くかかわってこそ、可能になることではないでしょうか。
コロナ禍の学生たちにとって今最も必要なのは、そのようなかけがえのない経験を可能にする、こころの「密」を取り戻すことだと私は思います。常にマスクをつけ、Social Distancingを求められる生活のなかで、学生たちはたとえ相手が親しい友人であっても、距離を近づけることへの葛藤や、罪悪感を抱えるようになっています。「一緒に居たい」と誘うことはおろか、誘われることを恐れてSNSに自分の所在を呟くことさえためらう学生もいるほどです。万一自分が感染源になってコミュニティから排除されたらどうしようという恐怖や、配慮のない人間だと見られるのではないかという不安は、学生期の親密な人間関係の構築にとって、大きな障壁となっているのです。
 このような状況が何年も続けば、当然、社会への巣立ちに向けた学生のアイデンティティ形成に深刻な影響を与えることは容易に想像できるでしょう。もちろん、感染リスクを無視して物理的な「密」を許容するわけにはいきません。しかしながら、画面越しであっても、マスク越しであっても、私たちは学生たちが抱く罪悪感をやわらげ、人と深くかかわりたいと思う当たり前の欲求を肯定し、その希望を叶えるためのさまざまなしくみと環境を作ることはできるはずです。
たとえば授業をもつ教員なら、いつもよりこころを込めて自分の人生を語り、窓口の職員なら対応のルーティーンを拡張して目の前の学生個人にもっと関心を寄せ、カウンセラーなら身についた傾聴姿勢に甘んじることなく、自分が今何を受け止め、何を学生に伝えたいのか、ことばや身振りで能動的に表すいっそうの努力をするといったことはすぐ可能でしょう。そういった意識や取り組みが伴ってこそ、物理的な「対面」機会の増加が学生の成長につながるのだということを、丁寧に心に留めておきたいと思います。

 そうはいっても、感染リスクの回避(安全の確保)と、こころの「密」の実現(人間的成長を促すこと)は、二律背反の難しい問題に違いありません。これからの学生相談・学生支援において、私たちはこの難問にどのように向き合っていけばよいのでしょうか。
 たとえば、アメリカの大学では秋学期の開始に備えて、各大学の学生相談機関での活動指針や利用のルール作りがすでに行われています。また、その判断において参照できるよう、ACHA(アメリカ大学保健協会)がCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の勧告に基づきキャンパス全面再開のためのチェックリストを作成しています**。保険制度などがわが国と異なる条件の下でのリストなので、そのまま適用することはできませんが、参考になる示唆はたくさんあります。第一に、今後も学生相談は遠隔と対面のハイブリッドモデルでの提供が推奨されること、第二に、コロナ禍の複雑でトラウマティックなストレスは、今だけでなく将来の世代の大学生にも及び、精神衛生上の問題を抱える学生の割合が増え、レジリエントなアイデンティティの形成に悪影響を与える可能性があることです。
 わが国でもそれは同様です。私たちは、それらの予測される問題に対して取り組まねばならない長い道のりの途上にいるということです。学生相談機関が、また学生支援に携わる教職員が、短期的そして長期的に何を果たしうるか、会員のみなさんと一緒に考え続けていきたいと思います。引き続き、本学会活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

参考
*文部科学省高等教育局・総合教育政策局「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等の学生生活に関する調査等の結果について」

*朝日新聞×河合塾 共同調査 特集「ひらく 日本の大学」2020年度調査結果報告

*関連記事

*全国大学生活協同組合連合会 「届けよう! コロナ禍の大学生活アンケート集計結果報告」

**ACHA(American College Health Association)Checklist for Considerations Related to Full Reopening Campus Mental Health Service Operations (revised July 15, 2021)

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お知らせ

遠隔相談実施状況調査終了のお知らせ

遠隔相談実施状況調査終了のお知らせ

遠隔相談実施状況調査は終了いたしました。 
ご回答いただきましたみなさまには、ありがとうございました。                              特別委員会

お知らせ

遠隔相談実施状況調査回答期限再延長のお知らせについて

遠隔相談実施状況調査回答期限再延長のお知らせについて

遠隔相談実施状況調査の回答期限を再延長し、8月31日(火)までとします。
日本学生相談学会では、コロナ禍における学生相談機関の遠隔相談の実施状況、
その困難や利点、ガイドラインの活用状況の把握を目的とした調査を実施してい
ます。
回答いただいたみなさまには深く感謝いたします。学生相談仲間のみなさまに今
一度お声かけいただければありがたく存じます。
回答がまだお済みではない機関のみなさまには、回答期限を8月31日(火)まで
再延長いたしますので、ぜひ、以下からご回答をお願いいたします。


お問い合わせ先
メール:enkakusoudan2021@gmail.com
担 当:特別委員会委員長 岩田 淳子(成蹊大学)」

お知らせ 研修会

第59回学生相談研修会受付を締め切りました

日本学生相談学会会員及び全国の大学・短期大学・高等専門学校において学生相談・学生支援に携わる教職員の皆様

申込期間を7月30(金)までとしておりましたが、定員となりましたので、第59回全国学生相談研修会の申込受付を締め切らせていただきました。 昨年度に引き続き、多くの方にお申込みいただきありがとうございました。
申込受付期間が短くなってしまったことをお詫びいたします。 何卒ご理解いただけますようお願いいたします。 

第59回全国学生相談研修会
 運営委員長 高石恭子
 準備委員長 寺島吉彦

お知らせ

2021年度 学会推進研究募集のお知らせ

学会推進研究にご応募ください!
「学会推進研究」は、本学会正会員の研究活動に対して研究費を助成するものです。学生相談の日々の実践を言語化し検証する、あるいは、新たな知の発見をめざすための活発な研究活動を応援したいと思います。会員のみなさまの応募をお待ちしています。


 ・研究テーマ:学生相談に関連していること
 ・助成金額:1件あたり10万円以内
 ・助成金交付予定:2022年2月
 ・応募締め切り:2021年10月15日(金)(必着)


詳細は会員専用サイトから応募要領をダウンロードしてご覧ください。

(研究委員会)

お知らせ 研修会

第53回学生相談セミナー受付を締め切りました

会員の皆様
 定員に達したため、7月5日にて第53回学生相談セミナー(オンライン)の受付を終了いたしました。
 これから、申込んでいただいた皆様のお手元に振込先等のご案内が届きます。
 しばらくしてもご案内がお手元に届かない場合はお問い合わせください。
問い合わせ先:


 この度はお申込みいただきありがとうございました。
セミナーにてお目にかかれることを楽しみにしております。

研修委員長 寺島吉彦

お知らせ 資格

2021年度資格認定申請要項をWeb配信します(会員限定)

大学カウンセラー資格および学生支援士資格の2021年度資格認定申請要項をWeb配信します(会員限定)。
以下のURLにアクセスしてご確認ください。

https://www.gakuseisodan.com/cmt/cert/guide/

閲覧には学会員専用サイトのユーザー名とパスワードが必要です。
申請要項をお読みになり、必要な書類をダウンロードして申請してください。

研修会

第59回全国学生相談研修会実施要項

本研修会は、高等教育機関において学生相談・学生支援に携わる教職員を対象とした研修と相互交流の場です。今年度は昨年度と同様に新型コロナウイルス感染症の影響で参集できる見通しが立たないためオンライン形式といたします。プログラムは、全体で行われる特別講演をはじめ、選択制の分科会と小講義3枠で構成されています。
 2日間を通してご参加いただくことで、学生相談・学生支援の基礎から実践までを総合的に学ぶことができるプログラムとなっています。特別講演は、新たなつながりの形としてチャット相談を取り上げ、学生相談について再考します。分科会では各自の関心によってテーマを選択していただき、講師による講義や話題提供、参加者間のディスカッションや分かち合いを通して理解を深めていきます。さらに小講義では最近の大学・学生に関するテーマや実践に役立つ話題を学びます。
 対面形式の本研修会に参加されたことのある方は、お申し込みの際プログラムや申込方法など例年と異なる点にご注意ください。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。



日 時 2021年11月21日(日)10:00~17:30
2021年11月22日(月)10:00~16:30
方 法 Zoomによるオンライン開催
参加資格 ・大学、短期大学、高等専門学校において学生相談・学生支援に携わる教職員および日本学生相談学会会員
・2日間を通して参加できること
定 員 360名(参集形式で開催していた時より少なくなっています)
プログラム 全体で行われる特別講演のほかに、選択制の分科会と小講義3枠で構成されています。
詳細は
こちら(スケジュール、研修内容、研修証明など)  ※7月1日頃掲載予定
参加費 日本学生相談学会正会員      13,000円
日本学生相談学会機関会員     1名 13,000円(2名まで。3名以上は一般でお申し込みください)
一般(日本学生相談学会非会員)  15,000円
申込方法 こちらのサイトよりお申し込みください。
申込期間:7月1日(木)から7月30日(金)まで   ※定員になり次第締め切らせていただきます
研修証明書 本研修会は、日本学生相談学会が認定する「大学カウンセラー」また、学生支援に携わる教職員のための資格「学生支援士」の取得および更新に必要となる研修に該当します。研修領域に関してはプログラムをご参照ください。分科会「学生相談の基礎と実践Ⅱ」は「学生支援士」申請後の必修の研修となっています。なお、(公財)日本臨床心理士資格認定協会が認める関連学会での諸活動への参加「ワークショップ型研修会」に該当します。参加者にはプログラムごとに研修証明書を交付します。
情報保障 情報保障等、特別な配慮が必要な方は参加申込時にお知らせください。
問い合わせ先 第59回全国学生相談研修会事務局
 〒180-0013 東京都武蔵野市西久保1-1-9-203 日本学生相談学会内
 TEL・FAX 0422-52-3700
 E-mail zenkoku@gakuseisodan.com
※可能な限りメールでお問い合わせください
※新型コロナ感染拡大状況によっては電話対応ができない時期がある可能性をご承知おきください

 



主 催 日本学生相談学会
後援(予定) 文部科学省、独立行政法人日本学生支援機構
委 員 運営委員長  高石恭子(甲南大学)
事務局長   高野 明(東京大学)
運営委員   安住伸子(神戸女学院大学) 岩田淳子(成蹊大学)    大島啓利(広島修道大学)
       奥野 光(二松学舎大学)    斉藤美香(札幌学院大学)  杉江 征(筑波大学)  
       鈴木健一(名古屋大学)   寺島吉彦(国際基督教大学) 水戸部賀津子(昭和女子大学)
準備委員長  寺島吉彦(国際基督教大学)
準備副委員長 奥野 光(二松学舎大学)
準備委員   岩田淳子(成蹊大学)    小池有紀(青山学院大学)  小市玲子(亜細亜大学)
       設樂友崇(山梨英和大学)  杉江 征(筑波大学)    高野 明(東京大学)
       髙橋国法(東京都市大学)  田村友一(明星大学)    光川利恵(専修大学)
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お知らせ

第53回学生相談セミナーのお知らせ

会員の皆様

 第53回学生相談セミナーを添付の形で開催することになりました。
 ご案内が遅くなってしまって申し訳ありません。
 オンライン形式での開催は3回めとなります。 

今回は、
 パートA
 ・倫理委員会・研修委員会合同企画
  「 遠隔相談における倫理的配慮 -架空事例を用いての検討- 」
 パートB
 ・「家族(保証人)対応の実際」(仮)
 ・「日常が変わる オープンダイアローグのエッセンス」

 

 のプログラムをご用意して、みなさまのご参加をお待ちしています。 

最新の情報を学会サイトに掲載します。
 そちらもご参照の上お申込みいただけますと幸いです。 


研修委員長
寺島吉彦

夏のオンラインセミナー2021年度案内

お知らせ

学生相談機関に関する調査締切延長のお知らせ(ぜひご協力ください)

学生相談機関に関する調査締切延長のお知らせ(ぜひご協力ください)

日本学生相談学会は、1997年度からわが国における学生相談活動の発展に資することを目的に、全国の高等教育機関に設置されている学生相談機関に関して、その組織や活動の実態を3年ごとに調査し、その結果を公表してまいりました。今回、8回目の調査を実施することとなりました。ご多忙のところとは存じますが、各大学・機関のご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 
前回までは記入用紙にてご回答をお願いしておりましたが,今回調査からwebフォームによる回答をお願いしております。
下記バナーからWebフォームのリンクや質問票のPDF,郵送させていただいた書類やその他のファイルにアクセスできます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

締め切り:2021年10月15日

お問い合わせ,連絡先
学生相談機関に関する全国調査ワーキンググループ
研究委員長 杉江 征
 メール:gakuso.chousa2021@gmail.com  

お知らせ

会員ページパスワード設定の不備に関するお詫び

2021年6月1日より会員ページで新ID・パスワードを使えるようにする予定でしたが、一部設定に不備があり旧ID・パスワードでしかログインできない状態でした。本日調整を行い、新ID・パスワードでも入力できるようになりました。大変申し訳ありませんでした。
                     広報委員会
お知らせ

遠隔相談実施状況調査へのご協力のお願い

すでに、みなさまの学生相談機関あるいは大学にご依頼させていただきましたとおり、コロナ禍における学生相談機関の遠隔相談の実施状況、その困難や利点、ガイドラインの活用状況の把握を目的とした調査を実施いたします

我が国で初めての学生相談機関の遠隔相談実態調査となります。また、アフターコロナ時代における遠隔相談の可能性についての議論を進めていく上での貴重な基礎資料ともなると考えます。
ご協力を心よりお願い申し上げます。

_オレンジ色のバナーより回答フォームにアクセスしてください。_



締め切り:2021年7月31日

お問い合わせ先
特別委員会委員長 岩田淳子
メール:enkakusoudan2021@gmail.com

お知らせ 大会

法人化説明会と年次総会の参加について

第39回大会(オンライン)に参加申込みをされなかった会員の方で、法人化説明会と年次総会に参加を希望される方は、学会事務局(gakuso@coral.broba.cc)に電子メールにてご連絡ください。ご連絡いただいた方には、法人化説明会と年次総会のZoomのURLを個別にお知らせいたします。

ご連絡の際には、
・氏名
・会員番号
をお知らせください。

なお、大会に参加申込みをされている会員の方は、大会特設サイト経由で法人化説明会と年次総会にご参加いただけます。

事務局長 高野 明

お知らせ

学生相談ニュース127号の発刊について

 2021年4月26日に学生相談ニュースNo.127(4月号)が発行されました。会員ページに掲載しましたので、お知らせいたします。

                                          広報委員会

COVID-19

【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について 第6報】

 本学会では、昨年3月より【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について】というタイトルで、刻々と変化する感染拡大状況や政府の方針に沿って、学生相談活動を適切に行っていくために参考になる情報を随時発信してきました。第5報の公開(2020.5.27)から10ヶ月余りが経過しましたが、残念ながら、コロナ禍は今も世界中で続き、高等教育現場はさまざまな制約のなかで新年度の開始を迎えています。わが国でも、今年1月に発出された緊急事態宣言は3月21日をもって全都道府県で解除されましたが、再び感染者は増加傾向にあり、全く予断を許しません。

 先の「理事長メッセージ」でもお知らせしたように、そのような状況に鑑み、コロナ関連情報を発信してきた本学会の役員6名で構成する「学生相談における遠隔相談導入検討チーム」は、今年度は常任理事会の了承を得て、「コロナ禍の学生相談検討チーム」として活動を継続することになりました。コロナ禍の影響が学生のこころの成長にどのような形で及び、また学生相談がそれに対してどのような活動を行っていけばよいのか、できるだけ具体的に、会員のみなさまが日々の実践に役立てられることを念頭に置いて、適時発信していきたいと思います。

 第6報では、コロナ禍のこの1年のあいだに、各大学等で学生相談機関が中心となって展開された、特色ある取り組みを2つ取り上げて紹介します。いずれも、すでにある資源や、すでにもっているスキルを、かつてない状況下で工夫して、学生のこころのケアや成長に活用できた例です。ここから学べるのは、特別新たな何かを手に入れなくても、私たちは発想の転換によって、このようにコロナ禍の状況下で学生の役に立てるのだということです。ぜひみなさまも、すでにもっている資源やスキル、ネットワークをもう一度吟味し、自分自身が生き生きと楽しめる取り組みの可能性について、想像を広げてみてください。

 

*コロナ禍の学生相談検討チーム

高石恭子(甲南大学)・高野明(東京大学)・斉藤美香(札幌学院大学)・ 安住伸子(神戸女学院大学)・太田裕一(静岡大学)・岩田淳子(成蹊大学)

 

第6報 コロナ禍での学生相談のさまざまな取り組み その1   

 

セラピードッグ動画配信                

卜部洋子(札幌学院大学)

 

 新型コロナウイルスの感染拡大により、北海道では昨年2月末に全国に先駆けて独自の緊急事態宣言が発令され、長期間に渡る遠隔授業や行事の縮小がされました。キャンパスライフを満喫できずにいた学生も沢山いたと思います。

  本学の学生相談室のユニークな活動のひとつとして、多くの学生が学生相談室を利用するきっかけづくりを目的とし、月に1回、昼休みに「セラピードッグとのふれ合い」を開催しています。毎回、沢山の学生がセラピードッグの『エース』とふれ合い、温かさや癒しを感じながら語り、コミュニケーションの場にもなっていましたが、コロナ禍の影響で、この1年、残念ながら開催できていません。

  新型コロナウイルスの感染拡大で外出を自粛する動きが広がるなか、人とのコミュニケーションが不足し孤独感やストレスを感じる学生が増えていました。本学も学生の入構制限に伴い、電話やTeamsによる遠隔ビデオ相談を開始するようになりました。学生同士の居場所だった「ランチカフェテリア」も「オンラインランチカフェテリア」へ変更になりました。

  その状況の中、学生から「セラピードッグのエースに会いたい」「エースは元気にしているの?」「エースを見たい」等の声が聞かれました。

  何か方法はないか模索する中、Amazonの「あかちゃん」と「たてがみをつけた犬」のCMを視て、とても癒され感動したことを思い出しました。そのCMにヒントを得て、画像を通してセラピードッグの温かさが伝わるかも知れないと思いました。そこで、セラピードッグのエースがドッグランで元気に駆け回り、自然に過ごしている様子を動画で撮り、広報課の協力のもと、本学のYouTubeにあげることになりました。セリフは入れないで、視ている学生が自由に想像して欲しいと思いました。こちらの動画をアップしてから「かわいい」「心がなごむ」等の感想が聞かれ、セラピードッグのふれ合いは実際にできなくても、画像を通して心に響いたのではないかと思います。教職員にとってもほっとする時間だったようです。

 

~セラピードッグ導入について~

 学生相談室の利用について、増えてきているものの、学業や対人関係で悩み、誰にも相談できずに、長期欠席している学生が少なくないです。そこで、学生相談室を気軽に利用しやすいように、セラピードックとふれ合う機会を考えました。

 セラピードッグについて、海外ではアメリカの大学のキャンパスでセラピードッグのふれ合いが紹介されるようになりました。本学の学生相談室で「セラピードッグ」の導入は国内では初めての試みです。

 セラピードッグのふれ合いは、2017年から開催しています。毎回、100人以上の学生がセラピードッグにふれ合いに来ています。学生の呼びかけにエースは学生を見て、大きく尻尾を振って大喜びです。エースと触れ合いながら「温かい」「ぬくもりを感じる」「可愛い」「癒される」等、セラピードッグから伝わってくる体温や感触を感じているようです。また、1人暮らしの学生は実家を思い出し、その際、飼っていた犬のこと、大切なペットが他界し悲しさや懐かしさを伝えたこと、友人やバイト先の人間関係で悩んでいること、就活のことで将来、心配なこと等、自然に語りあうなか、学生相談室につながることもありました。さらに留学生や教職員にとっても触れ合う機会になりました。

 

~セラピードッグの『エース』について~

 北海道盲導犬協会の出身で盲導犬のトレーニングを受けていました。しかし、盲導犬としては不適合となり、キャリアチェンジ犬になりました。その後、北海道ボランティドッグ会の「セラピードッグ認定試験」に合格し、本学の他に、医療、福祉、教育機関等でボランティア活動を行っています。セラピードッグは特別な訓練を受けているので、吠えたり噛んだりすることはありません。

 セラピードッグ(アニマルセラピー)とは、患者の治療に動物が参加することで、心と体のみならず社会的機能を回復させようという試みのことです。国際的には「Animal Assisted Therapy」(動物介在療法= 以下AAT)とも呼ばれて医療行為の一種としてもみなされています。徐々にAATが医療や福祉機関に浸透し、生理的効果、心理的効果及び社会的効果が実証されるようになり心理療法の補助的な役割として紹介されるようになってきました。

 今、人々は新型コロナウイルスがもたらす心理的影響に悩まされています。セラピードッグは、人間の心理状態を読み取り、共に寄り添い、心身のケアをしてくれる特別な訓練を受けた犬です。

 コロナが収束し、キャンパスでセラピードッグのふれ合いが再開する日が待ち遠しいです。今は画面越しのセラピードッグを視て、エースのパワーと人間への深い愛情を感じつつ、少しでも学生の心に届くことを期待したいと思います。セラピードッグの画像を視て、微笑みがこぼれていき、癒されていく様子が伝わると良いと思います。下記リンク(Youtube)からご覧いただけます。

札幌学院大学 学生相談室セラピードッグ エースVol.1

https://youtu.be/QjrYvIPHs0c

札幌学院大学 学生相談室 セラピードッグ エースVol.2

https://youtu.be/kR3xTWpQE_c

 

 

インターネットを活用した新入生の初期不安に対応するアプローチ

                     太田 裕一(静岡大学)

 

 学生相談以外の私の専門の一つにグループ療法がありますが、グループセラピーを行うときはグループに対する初期不安(「周りは知らない人ばかりで、何か嫌なことをいわれるのではないか・・・」など)の扱いが重要になってきます。最初にグループが安全な場所にならなければ、よい体験を得ることは難しいでしょう。大学の新入生も入学によって大きな環境の変化が生じます。学部・学科ガイダンスに出ればわかるような些細な心配を新入生がSNS上につぶやいているのをよく見かけますね。こうした初期不安に応じて安心して相談にのれる学生相談室の存在をアピールするためには、学生相談の広報はなるべく早期から行うことが望ましいです。特に新型コロナウイルス対応で通常の学生生活が送れなくなっている現在ではなおさらです。静岡大学浜松キャンパスでは例年、新入生は入学式の直後(学部ガイダンスよりも前)に学生相談室と修学サポート室(障害学生支援室)の40分間のガイダンスを行っていました。健康診断と組み合わせているため、名前こそ「精神保健ガイダンス」となっていますが、実質的には学生相談と障害学生支援の案内です。内容的には学生相談室と障害学生支援室の宣伝を、2日に分けて合計8回、約800人を対象に行なっています。カウンセラーと障害学生支援コーディネーターが講義をしますが、内容はパワーポイント+人工音声(CeVIO Creative Studio 7:オンライン講義用は2021年度末まで無料ライセンス取得可能)で作った動画を視聴してもらいます。入室と同時に相談申し込み用アドレスをスマホに登録してもらって学生相談の練習と称して「大学生活で心配なこと、不安なこと」をメールでカウンセラーに送ってもらい、その日のうちに返信するという形式を取っていました。残念ながら新型コロナウィルス流行によって昨年の精神保健ガイダンスは中止になってしまいました。代替手段として新入生には相談練習のメールを送るようにと一斉メールを送りました。カウンセラーが対面して指示するのではないため、学生の返信率は例年より下がってしまいました。そこでさらなる学生との双方向的なコンタクトの手段として、Microsoft Teamsによるチャットによる宣伝を導入しました。本学は Microsoft と包括契約を行っているので、Microsoft Office は無料でインストールすることができ、コミュニケーションソフトウェアである Teams も講義等でよく使われています。加えて Office のアカウント名は姓+名+年度@shizuoka.ac.jp という形式なので、個人名とアカウント名が一致します。他のSNSやコミュニケーションツールのように、アカウント名が匿名化されて誰かがわからないということが起こりません。学務情報システムで得た新入生全員の名前をTeamsのリストに追加していき、一人一人にチャットによる相談室案内をコピペしつつ送りました。チャットのよいところは双方向性があるところで、返信してくれる学生やそこから窮状を訴えて相談につながった事例もありました。また一度登録してしまえば記録が残るため、在学する間は連絡に使うことができ、いったん終了したケースのフォローアップにも使いやすいというようなメリットがあります。

 そして2021年度さらに早く広報するにはどうしたらよいかということで考え出したのが twitter のハッシュタグによる広報です。twitter は短文SNSですが、本文に例えば 「#春から静大」 というような#で始まる言葉(ハッシュタグ)を入れてつぶやくと、このハッシュタグを含むつぶやきをすべて抽出することができます。「#春から~大 」というのは新入生が入学前に同じ大学、学科の友人を使うために利用するハッシュタグです。こうしたツィートに対して静岡大学学生相談室&修学サポート室のアカウント(@gakuseisodan  twitter初期に押さえておきました)から「いいね」を押すと相手の通知欄にこちらのアカウントのアイコンが表示され、それをクリックすると相談室のつぶやきが表示されるようになっています。同じことを考える人は多いようでちょうど3月9日 Yahoo! Newsに『「#春から○○大」に注意、大学の新入生を狙うカルト・悪徳商法の可能性も…既に被害が出て上智大が警告』という記事が掲載され、カルト宗教勧誘にもこのタグが利用されているとことを知りました。そこでトップツィートに注意喚起のメッセージを固定しておきました。実際「#春から~」のタグを見てみると、ウェブ上の記事から写真をおそらく無断転載し、活動内容が不明瞭なのに予算はなぜか潤沢というような怪しいサークルの勧誘が散見されました。アカウントをフォローする学生に対してはフォローを返しています。またtwitter上で匿名で質問を受けて、返信することができるウェブサーヴィス、 peing.net を活用して、学生から届いた質問に答えています。届いた質問は「クラスはいつわかりますか」「履修案内が届かないのですが」などの些細な初期不安を表すものです。こうした質問に答えていくことが学生相談室の敷居を下げることにつながるでしょう。質問に答える際には重要なのは、あまり丁寧に答えすぎずわからないことはわからないと率直に答え、学生にも応分の責任を負わせることです。

 2021年度の精神保健ガイダンスは感染対策を行いつつ対面で実施しました。オンラインでの活動は制約が多いものですが、それによって新しい視野が開けるというメリットもあります。これからも学生に学生相談の存在感を示すような広報のアプローチを模索していければと思います。

 


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理事長

コロナ禍、2年目の春に (理事長メッセージ)

コロナ禍、2年目の春に (理事長メッセージ)

理事長 高石恭子(甲南大学)

 キャンパスに、再び春がめぐってきました。昨春とは異なり、舞い散る桜の木の下には、マスクをした学生たちが三々五々語らう姿が見られます。新2年生と新入生の合同入学式を執り行う大学もあります。地域の感染状況によって、まだ学生が登学できない場合もあるかもしれませんが、入学式とそれに続く歓迎行事は、まさに「大学生として生まれる」ための大切なイニシエーションです。子どもがこの世に生まれてきたとき、家族や周囲の人々が祝福するように、大学生もまた「わがキャンパスへようこそ」「今日から○○大学生だね」と歓迎のシャワーを浴びることによって、これまでとは違う、学生になった自分というアイデンティティを築き始めるのだということを、私たちは忘れずにいたいと思います。
 この一年間、学生たちは、「あるはずのキャンパスライフ」を喪失し続けてきました。その問題の重要性に途中で気づいた政府やそれぞれの高等教育機関は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策をとりつつ、できるだけ学生がキャンパスに来て対面授業を受けられるよう工夫を重ねてきています。しかしながら、感染防止策の徹底とはすなわち、キャンパスにおける偶然の出会いや多様な生の経験をできるだけ排除するということでもあります。ソーシャル・ディスタンスを確保した対面授業の受講だけでは、学生時代にこそ得られる豊かな人間形成のための濃密な時間を埋め合わせることは決してできないでしょう。
 そのような状況下で、私たち学生相談に携わる者にできることは何でしょうか。また、気づいておく必要があるのは、どんなことでしょうか。

 本学会では、昨年3月に「学生相談における遠隔相談導入に関する検討チーム」を発足させ、コロナ禍の下でも途切れずに学生相談活動を行うことを目指して、インターネットを用いた新たな遠隔相談の方法について紹介し、また遠隔から対面相談を再開するときの留意点についても広く情報発信してきました。それらは、会員のみなさまに一定の指針として役立てていただけたのではないかと思います。
必要に迫られてという側面はあったにせよ、1年が過ぎるうちに、私たちの多くは、遠隔相談を一つの選択肢として日常的に実施し、遠隔で授業や会議を行い、遠隔で研究発表をしたり研修を受けたりするようになりました。体験してみて、それらの利点や限界も理解されるようになっています。感染拡大第4波の到来が予見される今春ですが、かりに教職員や学生が再び入構禁止になり学生相談機関が閉室されても、昨年のようにあわてず、私たちはさまざまな方法で学生相談を提供できます。おそらく、この1年で築いた新しい学生相談様式は、コロナ禍の収束後も消えることなく引き継がれていくでしょう。
 その新しい様式を前提として、コロナ禍2年目を迎えた高等教育の場に学生相談が貢献できることは何かを見据えていくために、前述した本学会の遠隔相談導入検討チームのメンバーは「コロナ禍の学生相談検討チーム」として活動を継続することになりました。遠隔相談に限らず、各学生相談機関での独創的な取り組みや参考になる実践を紹介し、それらを通して今後の学生相談活動に向けたヒントを示していけたらと考えています。

 さまざまな機会にお伝えしていることですが、学生相談は個別教育の一環であり、すべての学生のこころの成長を支え、社会への主体的な巣立ちを目指す営みです。こころの成長のステップは一段ずつ踏んで進んでいく必要があり、途中のプロセスをスキップすることはできません。今、そしてこれから、私たち学生相談に携わる者に求められているのは、コロナ禍で失われ続けるキャンパスライフ(あるはずが、ないもの)により自覚的になり、その喪失からのこころの復興のために、力を尽くすことではないでしょうか。
 長く続くコロナ禍によって社会の不安は増大しており、残念ながら、大学生や若者に対して厳しいまなざしが向けられる状況が続いています。また、学生が巣立つ先の社会の受け皿はコロナ禍の前と大きく変容しており、将来をうまく描けなくなっている学生も少なくありません。多くの大学の相談機関で、後期に入ってからの利用件数の増加(例年より多い傾向)が報告されています。コロナ禍前と比べて、昨秋から若者と女性の自殺率が上昇しているという心配なデータもあります。私たちは、相談に訪れる学生だけでなく、援助を求めてこない、孤立してしまった学生ともつながる努力を続けなくてはならないのです。その方法については、本学会が2014年に作成した「学生の自殺防止のためのガイドライン」*に示されているとおりです。
 人のこころは、危機状況に長く耐えられるようにはできていません。昨年は無我夢中で乗り切ったとしても、コロナ禍2年目は、学生も教職員も張り詰めていた緊張の糸が切れ、支えを必要とするリスクが高まります。学生相談の真価が問われる時期は、これからだと言えるでしょう。援助をする側の私たちも、燃え尽きてしまわないよう、今までよりいっそう仲間との交流を絶やさず、支え合う必要があります。広報誌の「学生相談ニュース」でも紹介してきたように、全国の各地域にはさまざまなネットワーク(地区の学生相談研究会)が形成されています。自分の体験を分かち合う仲間がいないと感じたら、ぜひそれらに参加してみて下さい。

 最後に、最終年度を迎える今期の執行体制(第11期常任理事会)の活動状況をご報告しておきます。
この1年、すべての会合は遠隔で実施され、一度もキャンパスに入れなかった学生同様の忍耐や寂しさも経験しましたが、それぞれの委員会の積極的な活動により、ほぼ計画通りに事業を進めることができました。2022年4月の法人設立を目指して準備が進んでおり、今年度の早い時期に会員管理のオンライン化を行うほか、機関誌「学生相談研究」のオンライン査読システムの導入、「学生相談ニュース」の電子化(紙媒体の廃止)などが予定されています。また、3年に1度の「全国学生相談機関調査」も完全ウェブ実施で行われます。移行に際しては、会員のみなさまにいろいろご不便やお手数をかけることになるかもしれませんが、より盤石な学会運営体制を構築していくために、ご理解とご協力をいただけましたら幸いです。

*https://www.gakuseisodan.com/wp-content/uploads/public/Guideline-20140425.pdf
日本学生相談学会 2014 学生の自殺防止のためのガイドライン 


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お知らせ 研修会

第52回学生相談セミナー受付を締め切りました

会員の皆様
定員に達したため、2月1日にて第52回学生相談セミナー(オンライン)の受付を終了いたしました。
これから、申込んでいただいた皆様のお手元に振込先等のご案内が届きます。
万が一数日中にご案内が届かない場合はお問い合わせください。
問い合わせ先:yterashima@icu.ac.jp
この度はお申込みいただきありがとうございました。


研修委員長 寺島吉彦

お知らせ 研修会

第52回学生相談セミナー開催のお知らせ

会員の皆様


第52回学生相談セミナーを添付の形で開催することになりました。
オンライン開催は夏のセミナーに引き続き2回めですが、引き続き、新型コロナウイルス影響下での学生相談というテーマで、
・講演「新型コロナウイルス影響下における学生のうつ」
・講演「電話相談再考(仮)」
・カウンセラー座談会「2020年度を振り返り、2021年度について考える」
のプログラムをご用意して、みなさまのご参加をお待ちしています。
今後プログラムの変更があったりした場合は、最新の情報を学会サイトに掲載しま す。そちらもご参照の上お申込みいただけますと幸いです。

添付資料:春のオンラインセミナー2020年度案内


研修委員長
寺島吉彦

お知らせ 大会

【重要】オンライン開催決定及び研究発表申し込み等の〆切間近について

1.大会開催方法について

昨今の社会的情勢を鑑みまして、今年5月の第39回大会は、オンライン開催
とすることを準備委員会で決定いたしました。

これまで大会準備委員会と致しましては、会員の皆様の「ぜひ参集したい
とのお声にお力を借りまして、参集開催とオンライン開催の両方の準備を進
めてまいりました。参集開催の断念は苦渋の選択ではございますが、より多
くの皆様が安全にご参加できるだろうことや、オンライン開催ならではの企
画も実施可能であることなど、前向きな事柄も多くあると思っております。

オンラインでのご参加の環境の整わない会員の皆様、研究発表をお考えの
皆様や、ワークショップの講師や参加者の皆様など、ご心配やご負担が増す
こともあろうかと思います。

準備委員会と致しましても、これまでにノウハウの蓄積の少ない準備となり
ますので、ご不便をおかけすることも多いかと思いますが、多くの皆様に安
心してご参加いただけますよう全力でサポートさせて頂きます。

詳細につきましては、来週25日(月)以降に、大会案内の第2版を大会公式
サイトに掲載いたしますが,基本的には,大会案内(詳細版)15ページから掲載
されております「Ⅸ参集での開催を中止し,オンライン開催とする場合の対
応」に沿うことになりますので,ご参照ください。 

オンライン開催は、遠方にはなかなか出られない方、育児や介護等でおう
ちをあけられない方々も、気安くご参加可能なことが何よりの利点だと思い
ます。ぜひお一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしています。

 

2.研究発表等の申込締め切りについて

研究発表申込の締め切りが近づいてきました。
締め切りは 2021年1月20日(水)です。
現在のところ、延長の予定はありません。どうぞご準備をお願いいたします。

また,ワークショップの申込締め切りも同日となっています。
なお特別交流会もオンライン開催となりますので、無料となり、事前の
申込は不要となります。詳細は大会案内第2版にてお知らせいたします。


  大会参加及び研究発表申込は大会公式サイトから

なお申込には,学会ホームページ・会員専用ページ用のユーザー名
とパスワードが必要です。ユーザー名とパスワードは、会員の皆様に
11月下旬に郵送いたしました、大会案内(印刷版)に掲載されています
のでご覧ください。

では皆様のご参加をお待ちしております。

┏―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―┓
        日本学生相談学会第39回大会準備委員会
  委員長  杉江 征(筑波大学)事務局長 田附あえか(筑波大学)
 〒305-8755 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学大学会館B棟4階
            筑波大学学生相談室内
                                                 大会公式サイト 
┗―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―┛

お知らせ

「査読ご協力に関するアンケートのお願い」に関するお知らせ

(回答の受け付けを終了しました)

「査読ご協力に関するアンケートのお願い」を、会員専用ページの「お知らせ」にアップロードしました。

編集委員会

お知らせ

学生相談ニュース126号の発刊について

 2020年12月10日に学生相談ニュースNo.126(12月号)が発行されました。会員ページに掲載しましたので、紙媒体での郵送にさきがけてお知らせいたします。

                                          広報委員会

お知らせ

「論文執筆ガイド2020年改訂版」改訂のお知らせ

この度、「論文執筆ガイド2020年改訂版」を「論文執筆ガイド2020年冬改訂版」に改訂いたしました。これに伴い、「論文投稿チェックリスト」も改訂しています。

論文執筆ガイドは学会ウェブサイトのトップページの右側および会員専用ページの「機関誌 学生相談研究」の「投稿に関する規定等」に、チェックリストは「論文投稿等の各種書式ファイル」に公開しておりますので、ご参照ください。

尚、変更点など詳細についても、会員専用ページに掲載しています。

編集委員会

お知らせ 大会

第39回大会公式サイト開設のお知らせ

第39回大会は2021年(令和3年)5月15日(土)~17日(月)の日程で、つくば国際会議場を会場に開催する予定です(一部動画配信によるオンライン開催)。

メールニュースにて第39回大会ニュースNo.1を会員のみなさまへ送付するとともに、

日本学生相談学会第39回大会の大会公式サイトを開設しました。

申込を含めた詳細情報については、上記のご案内および大会公式サイトにてご確認ください。

お知らせ

2020年度奨励賞候補者推薦のお願い

日本学生相談学会では、学生相談に関わる優れた研究や実践を行っている若手会員を対象に、奨励賞を授与しています。このたび、できるだけ多くの方を候補者として選考するために、関連会則・規程と併せて、より具体的な選考基準の申し合わせを作成し、会員のみなさまにもお知らせすることとしました。奨励賞候補者の推薦は正会員であればどなたでもできます。詳細は会員専用ページから、推薦要領をご確認の上、下記推薦書を用いてご応募ください。

お知らせ

「遠隔相談に関するガイドライン」を作成しました。

遠隔相談を正しく活用するための指針となる考え方を提示することを目的とし
て「遠隔相談に関するガイドライン」を作成し公開しました。

ぜひご一読の上、今、そして、これからの学生相談にお役立てください。

「遠隔相談に関するガイドライン」

 ・本ガイドラインの著作権は、日本学生相談学会に帰属します。遠隔相談の活
用のために本ガイドラインを複製・配布することを認めます。他サイトや出版物
等での再配布・転載については、事前に本学会の許可を得るようにしてください。

理事長

学生とともに、未来へ(理事長からのメッセージ)


学生とともに、未来へ(理事長からのメッセージ)

理事長 高石恭子(甲南大学)

  コロナ禍の続く中、多くの大学で後期授業が始まりました。会員のみなさまはそれぞれ、新年度の始まりには想像もつかなかった地点に今自分が立っていることを、感じていらっしゃるのではないでしょうか。
  私自身も、無我夢中で歩み続けたこの半年あまりでした。LMS(Learning Management System)を用いて授業のデジタルコンテンツを配備し、画面上で学生のレポートを読み、やり取りをすること。ウェブ会議システム(Zoom、Teamsなど)を用いて遠隔相談やミーティングを行うこと。同様にセミナーや研修会に参加すること。それらがいつの間にか普通のことになり、Wi-Fiがありインターネットにさえつながれば、世界中どこにいても、空の上(機内)からでも、お互いの顔を見ながら同時双方向のコミュニケーションができるのだということに目を拓かれました。
 このようなウェブツールを使うことは、自動車を運転するのと似ているのではないかと思います。もともと得意不得意があるでしょうし、次々と開発される新しいサービスを急いで使いこなすためには、免許取り立ての技能で路上に出て練習するしかありません。当然、ヒヤッとする事態も起こります。しかし、私たちが失敗を恐れて守りの姿勢でいるばかりでは、今を、そしてこれからの未来を生きる学生たちの役に立つことはできないでしょう。
  前期の数ヶ月、LMSを介した個別のやり取りのなかで、「深夜にすみません。課題ができたので受け取っていただけますか?」「先生方もたいへんなのに、学生のことを気づかってくださっているのがわかって嬉しいです」といったメッセージが学生から添えられることがたびたびありました。夜、一人でPCやスマートフォンに向かっている(会ったことのない)学生の姿を想像し、少し温かい気持ちになって返信しながら、これもまた私たちにできる貴重な一つの「つながり」のあり方なのだと実感した次第です。

 文部科学省が9月15日に発出した「大学等における本年度後期等の授業の実施と新型コロナウイルス感染症の感染防止対策について(周知)」においては、大学における豊かな人間性の涵養のためには、直接の対面交流が重要であることの再確認と、感染防止対策を取った上で対面授業を実施する工夫の要請がなされています。この「周知」に至った背景には、前期中に実施されたさまざまな調査から、長期の自粛生活と慣れない遠隔授業のストレスにより、無視できない割合の学生が心身の不調を経験し、また修学への意欲を失っている(休退学を考えている)という結果が示されたこともあるでしょう。なかにはセンセーショナルにメディアが取り上げたものもあり、私たちは慎重にその数値を読み解く姿勢をもつ必要がありますが、文部科学省の方針や調査報道を受けて、高等教育機関は目下、それぞれの事情に応じた「対面と遠隔のハイブリッド型授業」の構築に取り組んでいます。正課外の活動も、多くの大学で新たなルールの下、対面実施に移行しているところです。
  後期開始にあたって、学生たちは前期より複雑で多岐にわたる選択肢のなかで、主体的に自らの学生生活を組み立てるという課題が与えられることになりました。しかも、いったん作り上げても感染症の状況に応じていつ修正を迫られるかもしれないという事情は、当分続くでしょう。とりわけ、これから半年遅れでキャンパスライフがやっと始まっていく新入生にとっては、このような要請は過重な負担となることが十分想定されます。また、見通しのもちにくい中での進路選択や就職活動に不安を募らせる高学年生も少なくないでしょう。
  前述の文科省の周知文書に書かれた留意事項の中にも、これらの学生への相談対応に万全を期し、「カウンセラーや医師等の専門家とも連携してきめ細かく」対応することが要請されています。また、より相談しやすい体制構築のために、SNS、ウェブ会議システムやメールを活用した例が挙げられています。学生相談もハイブリッド方式で行われることが標準になる時代がすぐそこに来ていると考えられるでしょう。
  本学会では、3月から活動してきた「学生相談における遠隔相談導入に関する検討チーム」と今期の特別委員会が中心となって「遠隔相談に関するガイドライン」を策定し、公開しました。ぜひお読みいただき、ご意見やご提案をお寄せください。そこでは、遠隔相談は対面相談の代替手段ではなく、多様な学生相談の方法の一つとして位置づけられています。今後も、テクノロジーの発達とともに活用が可能になる新たなサービスやツールに対して、私たちは学生とともに学ぶ姿勢をもち、学生の心の成長のためにいかに役立てられるかを真摯に考えていきたいと思います。
 なお、前期は遠隔相談のみを行い、後期に対面相談を再開するにあたって情報が必要であるという方は、本ウェブサイトや会員向けメールニュース、学生相談ニュースなどでみなさまにお届けした【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について】第5報「『緊急事態宣言』解除後の大学において安全に学生相談を行うために」(5月27日公開)をご参照いただければと思います。最小限必要な知識と実践のための準備については、ここに網羅されています。それぞれの大学等の方針に合わせて、柔軟に活用していただけたら幸いです。 
  非常勤の立場で、また常勤であっても一人職場のような環境で、この困難な状況に立ち向かわれている会員のみなさまにとっては、相談活動にあたって平常以上に不安やご苦労の多い状況が続いているかもしれません。これまでのメッセージにも書かせていただいたように、コロナ禍でストレスに晒されているのは学生も私たちも同じです。私たちが安心と安全を感じられない環境では適切に学生を支えることはできないでしょう。困ったときには仲間と支え合い、自分自身を労わることもどうか忘れないでください。

 さて、このような取り組みに注力するうちに、気づくと現執行体制(第11期常任理事会)の任期も半ばを迎えました。ここで、前半期のご報告をさせていただこうと思います。
 理事長から就任時のごあいさつでみなさまに公約したのは、1)学術情報等の電子化の推進、2)年次大会や研修会の内容と開催方法の見直し、3)本学会の組織体制そのものの検討、の3点でした。いずれも、コロナ禍への対応により加速した部分と、遅延している部分とがあります。
  1)については、会員のみなさまへのサービスに滞りのないよう、情報発信や各種活動の電子化・オンライン化をまず重点的に進めてきました。コロナ禍により、会員への情報発信の電子化は急速に進んだと思います。会員管理システムの導入や、ジャーナル編集のオンライン化の導入などが、これからの課題です。2)については、想定以上の見直しを迫られることになり、目下も対応中です。5月の年次大会、8月の夏のセミナーをオンラインで開催したことに続き、11月の全国学生相談研修会も全面オンライン実施が決まっています。今期にどこまでたどり着けるかはわかりませんが、今後の開催については、ハイブリッド化、そしてハイフレックス化(対面と遠隔の同時実施)が現実味を帯びた検討の俎上に上がってきています。3)については、コロナ禍の影響で少し遅れましたが、本学会の「法人」化の具体的検討が2022年4月の設立を目指して進んでいるところです。法人化については、会員のみなさますべてに深く関わる課題として丁寧なご説明が必要であると考えています。準備が整いましたら、その機会を設けていきたいと思っています。
  本学会が発展し、その意義を認められていくうえで、以上のいずれもが重要至急の課題であると認識しています。学生とともに、未来へ向かって確かな歩みを進めるために、会員のみなさまの知恵と経験を結集することが今までに増して重要です。引き続き、ご協力を賜りますようお願いいたします。

参考:「大学等における本年度後期等の授業の実施と新型コロナウイルス感染症の感染防止対策について(周知)」

 

 


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お知らせ

学生相談ニュース125号の発刊について

 2020年8月31日に学生相談ニュースNo.125(8月号)が発行されました。会員ページに掲載しましたので、紙媒体での郵送にさきがけてお知らせいたします。
 なお、ニュースの電子化に向けて今後も会員ページに学生相談ニュースを掲載することになりました。

                                          広報委員会
お知らせ

第58回全国学生相談研修会受付を締め切りました

日本学生相談学会会員及び全国の大学・短期大学・高等専門学校において学生相談・学生支援に携わる教職員の皆様

申込期間を8月31日(月)までとしておりましたが、定員となりましたので、第58回全国学生相談研修会の申込受付を締め切らせていただきました。

今年度は例年よりも定員を少なく設定していたこともあり、申込受付期間が短くなってしまったことをお詫びいたします。

何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

第58回全国学生相談研修会
運営委員長 高石恭子
準備委員長 寺島吉彦

お知らせ

今年度の学生支援士資格指定研修について(お知らせ)

 今年度は、コロナウイルス感染症拡大予防のため指定研修の実施方法を変更いたしました。学生支援士資格指定研修(学生相談の基礎と実践Ⅱ)は、第58回全国学生相談研修会でその一部を導入編として行い、残りの指定研修を別機会にオンラインで実施することにいたしました。
 導入編を除く研修の実施期間は第58回全国学生相談研修会終了後から2021年1月末までの期間を予定し、この間にオリエンテーションを含み6回のセッションを計画しています。研修費は10,000円です(オリエンテーションを含む第1~5回までの研修費。導入編を開講する全国研修会の参加費は別途必要です。)。
 事前の申込が必要です。申込用紙が必要な方や詳しい情報が必要な方は、受講要項を学会の会員専用サイトからダウンロードしてください。(資格認定委員会)