アメリカカレッジカウンセリング学会(ACCA)会長のブラント博士より、今回の被災に対し、以下のようなメッセージをいただきました。
2011年3月14日
日本のカウンセラー仲間と心理学者の皆様へ皆様の国を襲った惨事について見たり聞いたりするにつけ、アメリカカレッジカウンセリング学会(ACCA)の皆様の友人や同僚の感じている深い悲しみと衝撃は言葉には表わしきれません。
テレビ画面やインターネットから送られてくるビデオや映像は我々の理解を越えるものがあります。私たちは皆様の安全を注意して見守りかつ祈り、亡くなられた方々への皆様の悲しみを分かち合うものです。
私たちは皆様の学生やご家族、友人たちがいまだに行方不明になっていることを理解しております。私たちは皆様の復興の努力と再建の計画を始めるにあたっての混乱や情報の欠如についての話を聞いております。原発の危機がさらに続いて大きくなっている話も知っており、皆様方の安全を案じております。
ACCAの皆様方の友人、カウンセラー仲間、教育者、心理学者は皆様に思いと祈りをお送りするものです。私たちは皆様の経験している苦痛と悲嘆を理解しようとすることは出来ますが、私たちの理解は十分ではなくて皆様が経験している本当の苦闘には及びきらないかもしれません。
人々への援助の訓練、必要ある人々への資源やスタッフにアクセス出来ないことは困難なことに違いありません。どうぞ私たちは皆様のことをしばしば思い、たとえどんな方法で援助ができるにしても、個人的にも組織としても皆様をお手伝いする用意があることを知っておいてください。
アメリカ合衆国の皆様の友人達、同僚たちから皆様の健康とこの試練に際しての皆様のお力と忍耐にたいしての希望と祈りを捧げます。
ブライアン・ヴァン・ブラント教育学博士
アメリカカレッジカウンセリング学会会長(2010-2011)